台湾茶の世界へようこそ

台湾茶の世界へようこそ!

台湾茶に興味を持ったきっかけは何ですか?中国茶道のお点前に魅了された方もいるでしょう。私のように旅先で衝撃の出合いがあった方もいるでしょう。それともタピオカミルクティー?どんなきっかけであれ、このページを今ご覧になっていることを歓迎します。台湾茶を愛する人は「茶縁」をとても大切にします。茶縁とは、お茶を通じた一期一会の心の通じ合いです。

台湾茶は初心者にとってハードルが高い趣味に思われがちです。先に当店のページを巡ってみた方は、読めない漢字ばかりで圧倒されたかもしれません。結局どのお茶から始めたらいいの?専用の道具が必要なの?どうやって淹れるの?どこから手を付けたらよいのかが分かりくいと思います。これはお茶を教える側や販売する側の反省点でもあります。

でもご安心ください。これから店主が台湾茶の魅力をやさしく解説していきます。店主が台湾茶に興味を持ち始めた20年数前は、今とは違って日本には台湾茶の情報がほとんどありませんでした。そんな中、店主は一人現地に乗り込んで手探りで台湾茶を勉強してきました。今はメルマガやホームページで、時にはセミナーを開いて、台湾茶の魅力をお伝えすることを生き甲斐としています。

シンプルな台湾茶の淹れ方をお教えしましょう。用意する茶器は日本茶の急須で大丈夫です。茶杯はお気に入りのコーヒーカップや酒盃も面白いですね。全ての茶器をしっかり温めてから茶葉をスプーン1杯とります。そして沸かしたての熱湯を注ぎます。1分間待ったら茶杯に移します。良い茶葉はこれだけで十分美味しく召し上がれます。台湾茶は1回の茶葉で5煎、10煎と繰り返し楽しめるので茶器は小さめがよいです。

もっと簡単にという方には、台湾のオフィスでよく見られる淹れ方をご紹介します。マグカップに茶葉を数粒とって熱湯を注ぐだけです。耐熱グラスでもおしゃれですね。茶葉が開いていく光景を愛でたら、口で茶葉を避けながら飲みます。お湯を継ぎ足すことで丸一日楽しめます。どんなシチュエーションでも気軽に味わえるのが台湾茶の魅力の一つです。

簡単ですよね?台湾茶を楽しむのに道具選びはさほど重要ではありません。でも、茶葉にはしっかりこだわってください。

どんなに高級な茶器を使っても、茶葉が良くなければ話になりません。茶器は茶葉の魅力の引き立て役です。わるい茶葉を高級茶に変えてくれる魔法の茶器はありません。逆にいえば、茶葉さえよければ、どんなに適当な淹れ方をしても美味しさは保証されます。

では、どうすれば良い茶葉を見極められるのでしょうか。これが非常に難しいのです。台湾茶を20年以上研究している店主もまだ正解にはたどり着けません。台湾茶はそれほど奥が深い学問です。

自分で良い茶葉を選ぶのは難しい。でも美味しい台湾茶を飲みたい。それなら、良い茶葉を選べる人がいるお店を選べばよいのです。次のページではお店選びの極意をご紹介します。良い茶葉を手にして台湾茶を学ぶスタートラインに立ちましょう。

次のページ 台湾茶を買う お店選びの4か条

チェックポイント① : 茶葉鑑定を学んだ店主か

お茶の良し悪しは見た目では分かりません。同じ名前のお茶はあちこちで売っていますが、品質はお店によって雲泥の差です。まずは、現地でお茶を学んだ店主であることを確認しましょう。

烏龍茶は自然飲料の中で最も難しい分野です。農学・製茶学・焙煎学などの複合的な理解が求められます。鑑定力は何年もかけて磨いていくものです。研究に終わりはありません。

チェックポイント② : 仕入れの時期は正しいか

仕入れのタイミングが適切かどうかを確認しましょう。例えば東方美人は5月下旬~6月中旬、それを逃すと良品は手に入りません。優秀な茶商(バイヤー)は、自然条件が整って良品が完成するであろう日を狙って農家を駆け回ります。

ところで、名人と呼ばれる茶師は、どれくらいの割合で本当に良いお茶が作れると思いますか?私の経験から述べると、10回のうち1~2回です。なぜそんなに少ないかというと、卓越した技術を持った茶師であっても天(天気)と地(土地)はほとんど制御できないからです。ブランドよりもタイミングのほうがよほど重要です。

チェックポイント③ : 商品説明は自分の言葉か

台湾茶は1ロットごとに異なる個性を持っています。「さっぱりした味」「ミルクの香り」にとどまらず、自分で得た情報を自分の言葉で表現しているお店を選びましょう。春茶と冬茶はもちろん、同じ農家でも今日作ったお茶と翌日作ったお茶は別物です。

ちなみに鑑定ができる茶商は、中国茶道を特に学ばなくとも淹れ方について的確なアドバイスができます。茶葉の個性をよく理解しているからです。

チェックポイント④ : 価値のあるメールマガジンか

台湾茶・中国茶関連のメールマガジンに登録してみましょう。良いメールマガジンは自ら経験・吸収した情報をタイムリーに伝えてくれます。昔に出版された本は、今でも役に立つ部分はありますが、情報のアップデートが必要なことがほとんとです。

以上4つの条件を満たしたお店は、良い台湾茶を扱っているお店です。

ここまで読んで、お点前を学びたくなった人もいれば、鑑定に興味を持ってくれた人もいれば、能書きはいいから今すぐ美味しいお茶を飲みたくなった人もいるでしょう。でも、もうちょっとだけお付き合いください。せっかくのつながった茶縁を大切にしたく、台湾茶を楽しむ上での、心の持ちようのお話をさせてください。

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●台湾茶には作法がない?

台湾茶はなかなかとっつきにくい趣味のようです。数ある飲料の中でもニッチなジャンルです。

台湾茶といえば、入門者には手順が多くて堅苦しいイメージがつきまといます。美しいお点前にすごく惹かれるけど、何から始めて良いか分からない。あの茶器はどこで買えるのか、お手前はどこで学べるか、なかなか答えが見つからない。

そうこう調べているうちに、当初抱いたほどの好奇心は冷めていったという話はよく耳します。せっかく台湾茶に興味を持ったのに、魅力を知ってもらえないまま離れていってしまうのは残念でなりません。

一方で、台湾茶には作法がなくて自由なんです、と主張する人もいます。お茶を売る人がよく言うセリフですが、本当にそうでしょうか。たしかに台湾茶は、日本茶道やワインに比べると決まりごとが少ないかもしれません。とはいえ台湾茶=自由と断言するのは、あまりに虫が良すぎます。

何もかもが自由なら、そもそも台湾茶を学ぶことに誰も意義を感じません。人を魅了することもありません。

●あれも正解、これも正解

では一体、台湾茶は何が自由なのでしょうか。

それは、飲む人の感じ方が自由ということです。台湾茶は他人の顔色をうかがいながら飲む必要はありません。飲んだ人の感想が最大限に尊重されます。誰からのプレッシャーを受けることなく感じたままを表現して良いことが、台湾茶における自由であり、最大の魅力です。

軽焙煎よりも中焙煎が美味しいと思ったなら、それが正解。本にはローズの香りと書いてあるけど私はキンモクセイだと思ったら、それも正解。隣の人は高山茶が好きだと言ったけど私は木柵鐵観音のほうが好き、それも正解。

先生が右といえば右、といったように他人に意見に合わせることで人間は安心感を覚える習性があります。これを心理学では同調効果と呼びます。いくらかの制限がかかることで魅力が高まる、そういう趣味が多くあることも事実です。

ところがある時、本当の感じ方を抑えていた自分に違和感を覚える瞬間があるのです。そのような経緯で熱中しかけた趣味をやめてしまった過去をお持ちの方には、台湾茶をおすすめします。

●まずは手を動かしてほしい

台湾茶の愛好家は、自分の好みを押し付けたり、他人の意見にマルバツをつけることはしません。店主はプロとして選択肢はいくらでも提案できますが、そこから先、何を採り入れて何を正解とするかは飲む人に委ねるよう心がけています。

ほどよく余白を残すことが台湾茶を通じたコミュニケーションのコツであり、相手への最大の敬意です。遠すぎず、でも近すぎない絶妙な距離感で平和な心が響き合うことで、言葉では言い表せない居心地の良さを感じるのです。

本格的な春の到来です。新しい趣味を始めたくなる季節です。これをご縁に、台湾茶の奥深い世界をのぞいてみませんか?

当店は台湾茶専門店です。台湾茶のプロが徹底サポートをお約束します。

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ここから先は2つの道をご用意しています。「茶譜・商品一覧」と「読む台湾茶」です。

「茶譜・商品一覧」は、すでに美味しい台湾茶を飲みたい衝動が抑えれられない方におすすめです。お試しパック・初回限定凍頂烏龍茶・清香[軽火]東方美人SP台湾ジャスミン茶(茉莉花茶)などから好みを探っていきましょう。当店は1点から送料無料でお届けします。初回特典として『台湾茶の美味しい淹れ方・ヒント集』もお配りしています。

台湾茶の入門におすすめ2選を別ページまたは四季春コラムページで 四季春軽火と何かを阿里山あたり?

「読む台湾茶」はコラム集です。台湾茶のディープな世界に触れたい方におすすめです。茶芸の話や鑑定の話など、様々な切り口で台湾茶の魅力をご紹介しています。初心者から上級者まで満足いただける内容です。

台湾茶に興味を持って、このページまでたどり着いたことが、店主との茶縁のはじまりです。どうか皆さんが美味しい台湾茶に出会えますように。大切なパートナーと、また時には一人で、台湾茶を通じて心が豊かになるよう願っています。