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旧茶のたのしみ②新茶にはない3つの魅力

2020/3/25 更新

新茶には新茶の、旧茶には旧茶の個性があります。ここでは新茶ファンが絶対にうらやむ、旧茶にしかない特徴をご紹介します。

1.香りに気品がある

新茶の魅力といえばフレッシュな香りです。メリハリがあって、直接的に鼻に飛び込んできます。一方、旧茶の香りは新茶とはちょっと違います。旧茶の香りにはツヤ感があります。濃密な湯気がゆらーりゆらーり、渦を巻きながらゆっくり昇ってくるイメージです。旧茶の香りは、茶湯の味わいの中にたくさん閉じ込められています。口に含むことで香りが開き、飲んだ後にはのどから鼻へと香りが抜けていきます。

2.後発酵の味わい

後発酵は熟成とも呼びます。茶葉を保存することで旨みがいっそう充実していくことを表します。後発酵の風味は製茶技術で作り出すことはできません。袋の中の少量の空気と茶葉が触れることで、ゆっくりと後発酵しています。フレッシュさが落ち着くにつれて、言葉では表現し得ない、まろやかな風合いとコクが醸し出てきます。旧茶はのどを心地よく潤してくれて、もう一杯、もう一杯と後を引きます。

3.だらだら飲める

どんなに良質な新茶であっても、できたての新茶のうちは若干の刺激性があります。舌ざわりの柔らかさという観点でいえば、旧茶のほうが新茶に勝ります。台湾茶を飲むことが長年習慣化している人は、新茶のわずかな刺激を無意識のうちに理解していて、自然と旧茶を選んでいる傾向があります。旧茶は新茶よりも安定性が高いため、新茶ほど抽出技術を問いません。そして煎が長続きします。


飲みくらべに進む前に、要点を整理しておきましょう。

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