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機械摘みの実力②最高の抽出

2019/11/7 更新

機械摘みを美味しく淹れる3つのコツ

1.茶葉は多めに

茶葉の量は心持ち多めがよいでしょう。茶葉が少ないと抽出に時間がかかり、一粒一粒の茶葉への負荷が大きくなります。例えば、手摘みでティースプーン2杯と決めてる人は、機械摘みは3杯で試してみてください。

2.熱湯を使う

沸かしたての熱湯で抽出します。茶器は先に温めておいてください。機械摘みは手摘みよりも香り立ちが優れています。機械摘みの良さを引き出すためには熱湯がおすすめです。

3.抽出は手早く

機械摘みは抽出が早い反面、必要以上に時間をかけると雑味が出やすくなります。ちょっと薄いくらいで湯切りを始めて、手早く出し切ることが大切です。湯切りの後半は抽出液が濃くなってきます。ちょうどよい加減を探りましょう。

「機械摘みは低温で淹れるべき」に対する私の見解

機械摘みは少し低い温度で淹れるほうがよいと主張する人がいます。そのほうが雑味を抑えられると言いたいのでしょうが、私は反対です。

機械摘みの葉は一枚一枚が完全形ではなく、端々が切れた葉を含みます。もっと正確に言うと、切れた葉もあれば、完全な葉もあれば、枝元まで残っている葉も含まれています。色々な形の茶葉が熱湯に浸されると、ある部分はすぐに抽出され、ある部分はゆっくり抽出されます。

低温にすれば雑味を抑えられるのは当たり前です。ところが実際は、雑味だけでなく、お茶が持っている旨みも抽出されにくくなります。色をつけた白湯を飲んでいるようなものです。

良質な機械摘みであれば、抽出をちょっと工夫するだけで雑味は制御できます。また、熱湯で淹れることで、機械摘みの特徴であるメリハリのある味わい、香り立ちの良さを楽しむことができます。

機械摘みにおすすめのシチュエーション

・朝は機械摘み、午後は手摘み

目覚めの一杯は機械摘みで気分をシャキッと。くつろぎタイムにはとっておきの茶器で味わい深い手摘みを。

・日本茶急須で機械摘み

毎日の食事にもぴったり。日本茶感覚でさっと淹れます。やや薄めに淹れることで料理の美味しさを引き立てます。

・熱湯でアイスティー

2倍の濃さで抽出して、氷をたっぷり入れたグラスに注ぎます。一気に冷やすと味わいがシャープになって香りも際立ちます。

・おもてなしの1杯目に

ブーケのような香気は来客の心をぐっと掴みます。じっくり話をする場面になったら、煎が利く手摘みに切り替えるとよいでしょう。

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