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茶葉鑑定 きほんのき

茶葉3g、熱湯150ccで4分間抽出。4煎目の茶殻を観察します。

  • 品種 - 青心烏龍
  • 産地 - 梨山(大禹嶺茶区)
  • 季節 - 2004年春茶
  • 発酵 - 軽発酵
  • 火候 - 軽焙火

左:当店の梨山高冷茶・大禹嶺茶区

右:サンプルH(落選)

外観では分かりません。どっちも良さそうです。

茶湯の観察・評価方法は:茶葉鑑定 きほんのき2・葉底とはをご覧ください。

4煎目まで淹れました。茶殻が変色しないうちに色をチェックしておきます。

左は黒味のない鮮緑色、右はやや黄色っぽい緑色です。

当店の梨山高冷茶・大禹嶺茶区

左のふたに茶殻がくっついてました。十分に柔らかくなったことがわかります。キメ細やかな網状脈は、生長速度の遅い高山茶の特徴の一つです。

肉厚かつ黒味がかってない鮮緑色で、繊維が細かいことから、茶質が多く含まれていたことがわかります。茶質を完全放出した後はしっとり、しんなりします。気持ちよく疲れた茶葉です。

枝からも茶質が抽出され、柔らかくなるのが良い茶葉です。枝から抽出される成分も、滋味の重要な構成要素です。葉はまだ余力がみられますね。

サンプルH(落選)

葉は厚いのですが、木の葉のように葉脈が硬いですね。徒長すると茶質の密度も落ち、柔らかさが失なわれ抽出効率が悪くなります。このまま乾かすとパリッと割れるほど硬くなります。

枝がカチカチです。葉も枝も硬く、水分が中まで浸透していかないので、滋味が抽出されにくく煎が続かないのです。わるい茶葉です。

同量の茶葉なのに、左はしんなりまとまって小さく見えます。右がごわごわして膨れあがっているのは、抽出効率が悪く、茶殻が硬いままだからです。

右(サンプルH)の茶殻が明るく見えるのは、水分が茶葉の繊維に浸透しにくく、表面に多く残るためです。マット紙と光沢紙の違いだと思ってください。照明は同条件で撮影しています。

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