きかいつみ・しきはる

機械摘・四季春

機械摘は味・香りのメリハリがしっかりしていて、個性を感じやすいです。お手頃な価格で台湾茶デビューにもぴったり。抽出目安は1煎目40秒、2煎目20秒、以降+15秒。茶葉はやや少なめを心がけましょう。

テイスティングレポート(18年冬茶)

「機摘四季春#1~軽火」ブレのない滋味とくっきり爽快な香気。密度が高いため一口一口の充実感が大きいロットです。茶葉を見なければ機械摘と言い当てるのは難しいと思います。抽出がよく茶器もシーンも選びません。手軽に台湾茶を愉しむことができます。(1/19発売)
「機摘四季春#2~中火」好条件に恵まれて純度の高い冬茶に仕上がりました。口に含むとまずクリアな品種香がいっぱいに広がります。後味には蜜の甘さがふわっと花開きます。キメも細かく、一口飲んだだけでは四季春だと気づかないかもしれません。

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機械摘は安物?
それは完全に間違ったお茶選びです

機械摘といえば・・・

機械摘は好きですかと質問すると、さえない表情をされることが多いです。「安い、まずい、安物、初心者、香料・・・」
でもよく考えてみてください。茶農がわざわざ安物を作ろうと思いますか?

なぜ手摘しないのか?

機械摘をする主な理由は以下のとおりです。

  • △ 茶園が広いから
  • △ 摘茶娘の確保が難しいから
  • ◎ 最良のタイミングで摘茶できるから
  • ◎ 大量だと製茶コストが抑えられるから

摘茶で重要なのはタイミング。手摘は摘茶に半日以上かかるため、はじめの方に摘んだ茶青(原料茶)はかごの中でじわじわ発酵が進んでしまうデメリットがあります。それをカバーするには大勢の摘茶娘を雇わなくてはいけません。また途中で天気が急変しようものなら茶青は台無しです。

一方、機械摘は瞬時に、大量に摘茶できる点で茶青がブレにくいです。お茶は天・地・人の結晶と言われますが、中でも最もコントロールが効かない「天」を捉えやすくなるのです。

取引価格は手摘より安くても、リスクとコストが抑えられる分、手摘より大きな収益を生む可能性があるのです。つまり、茶農は機械摘を「選択している」のです。

お茶のデータ
商品名称 機械摘・四季春
きかいつみ・しきはる
生産地 南投縣名間郷
茶樹の品種 四季春
摘茶時期 2018年冬茶:10月中旬
茶園の海抜 300~400m
発酵度 軽発酵
烘焙程度 軽焙火、中焙火
推奨茶器 各種茶壺、テイスティングカップ、蓋碗
茶葉の分量 茶壺 → 5分の1
テイスティングカップ、蓋碗 → 底が隠れる程度
お湯の温度 98℃前後
時間の目安
(95-100℃)
茶壺 → 40秒
テイスティングカップ → 蓋をして40秒
(2煎目 -20秒、以降 +15秒ずつ)
台湾機摘系列の3つの楽しみ方

茶壺で淹れる → 全ての茶器を充分温めてから、お湯をゆっくり回しかけ、蓋をして蒸らします。茶杯に入っているお湯もかけてあげると、茶器の温度が下がらず、茶葉の開きがよくなります。

テイスティングカップで淹れる → 先に熱湯でカップを1分以上温めておきましょう。機械摘は抽出が良いので手摘より時間をやや短めにします。

ワンポイントアドバイス

どのお茶も鑑定方法は同じです。つまり機械摘が正しく選べない店は、高級な手摘も選べません。茶葉鑑定 きほんのきで復習しましょう。