もくさくせいそうてつかんのん・じーずくんかこう

木柵正欉鐵観音・橘子薫花香

橘子花(みかん)のつぼみが、最高級の木柵正欉鐵観音と出逢いました。鑑定のポイントは、花の香りと茶葉の滋味、それぞれが単独で素晴らしく、かつ適度に融合を果たしていることです。店主が惚れ込んだ衝撃の出合いは、過去に3回だけです。

作り方はジャスミン茶に似ていますが、橘子花の香り付けは桁違いの手間がかかります。リスクも大きくなります。それでも果敢にチャレンジを続ける作り手がいることに感謝します。

2010木柵正欉鐵観音・橘子薫花香

良質な木柵正欉鐵観音にみかんのつぼみの香りを移しました。手作業で約20回行っています。時間が経っても濁ったり暗くなったり酸味が現れることがないのは、茶葉が痛んでない証です。飲み口は東方美人のように柔らかながらも、力強い茶質を備えているのが特徴です。舌にザラザラした感じが残らないので20煎飲んでも飲み飽きることはありません。在庫限り。

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神秘のマリアージュ。
芳しい蜜柑と鐵観音の陳味が、20回も出会いました。

鉄観音種は厚みがあり、花の香りを茶葉へ浸透させるのが極めて困難です。また、4月の清明節ごろに咲く橘子花は、ジャスミンと違って少量しか収穫できません。しかも雨に当たった蜜柑のつぼみは使えないため、天候によっては薫香できる茶葉の量が極めて少なくなります。

薫花回数約20回木柵正欉鐵観音最高レベルの冬茶を使います。

茶葉を半年ほど熟成させて後発酵を促すことによって、木柵正欉鐵観音は安定度を増し、20回もの薫香に耐え得る茶葉になるのです。これにより香りは茶葉内部までしっかり浸透することができます。淹れるごとに橘子香が弱まることもなく、10煎目でも安定した香りが愉しめます。

人工香料をスプレーした着香茶は、不良在庫のはけ口となっているケースがほとんどです。お茶作りだけで1ヶ月半、さらに職人が丁寧に1ヶ月間かけて薫香したお茶が、普通のお茶より安いなんて考えられますか

スプレーを吹き付けた着香茶には安く仕入れてきた境外茶(他茶区の茶葉)や、産地すら不明な輸入茶葉も好んで使われます。元の品質なんて関係ありません。ただ安ければいいのです。

茶湯は僅かにオレンジ色を帯びています。時間が経っても濁ったり暗くなったり酸味が現れることがないのは、茶葉が痛んでない証です。飲み口は東方美人のように柔らかながらも、力強い茶質を備えているのが特徴です。舌にザラザラした感じが残らないので20煎飲んでも飲み飽きません。

テイスティングカップの茶湯がとろっと感じるほど、質度が詰まっています。よく後発酵した茶葉はいつまでも旨味が続きます。

翌日まで淹れっぱなしでも渋くなりません。数回で香りが飛ぶこともありません。滋味と香りを出し切るまで何十煎でも淹れてあげてください。季節の節目には、木柵正叢鉄観音の陳味橘子花の香気がより一層味わい深く感じられることでしょう。

正しく選んだ茶葉と丁寧な薫花作業によって完成した1ロットを、ぜひお愉しみください。新作ラベルもご用意しました。

お茶のデータ
商品名称 木柵正欉鐵観音・橘子薫花香
もくさくせいそうてつかんのん・じーずくんかこう
生産地 台北市文山區指南路三段(猫空茶区)
茶樹の品種 鉄観音
摘茶時期 2009年11月中旬(2010年Lot)
2008年11月上旬(2009年Lot)
茶園の海抜 300m
発酵度 重発酵+後発酵
烘焙程度 重焙火
推奨茶器 陶土・磁器製の茶壺、蓋碗、テイスティングカップ
茶葉の分量 茶壺・急須・蓋碗 → 5分の1
蓋碗、テイスティングカップ → 底が隠れる程度
お湯の温度 2煎目以降:98~100℃前後
時間の目安
(95℃)
茶壺 → 50秒
テイスティングカップ → 蓋をして50秒
(2煎目 -10秒、以降 +20秒ずつ)
木柵正欉鐵観音・橘子薫花香の2つの楽しみ方

茶壺で淹れる → 全ての茶器を充分温めてから、お湯をゆっくり回しかけ、蓋をして蒸らします。茶杯に入っているお湯もかけてあげると、茶器の温度が下がらず、茶葉の開きがよくなります。

蓋碗、テイスティングカップで淹れる → 後発酵を理解するには蓋碗かテイスティングカップがよいでしょう。磁器は香りを引き出すのにぴったりです。しっかり茶器を温めてから淹れてあげましょう。

ワンポイントアドバイス

薫香した茶葉は茶器によって味わいに違いが出やすいです。美味しい淹れ方を探ってみてください。茶壺は高温で硬く焼き締められたものの方が香りが上品に昇ります。