ありさんこうざんちゃ・チュンホウ

阿里山高山茶・醇厚 [中火]

2度の焙煎を経て、蘭にも似たエレガントな香気が際立ちました。高山茶というと華やかな軽焙煎のイメージが強いですが、適度に火が入った高山茶もおすすめです。落ち着きのある旨味が加わることで、気温差が大きい日には特にしみじみ感じられます。

熟成につれて旨味は深まります。茶湯は柔らかくなっていき、冷めるととろっと感じるほどです。時間をかけて移ろいをお愉しみください。

新茶レポート

中程度の焙煎によって研ぎ澄まされた滋味と、奥行きのある高山気が共演を果たしました。締まりのある香気は蘭や百合を思わせます。冷めるほどにコクが深まり、青心烏龍の滋味は甘さへと転化していきます。(2019/1/19発売)

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焙煎職人の本領発揮
茶葉の旨みを極限まで引き出した1ロット、ここに完成

高山茶の醍醐味は高山気、飲み干した時に戻ってくる甘みの強い清涼感です。そのため高山茶は軽発酵、軽焙煎で仕上げることが多いのですが、良く仕上がった中焙煎も侮れません。

こちらは阿里山高山茶・雲香 [軽火]とは別ロットです。中焙煎にしても損傷しないしっかり発酵した生茶(荒茶)を使う必要があるからです。生茶の品質鑑定に失敗すると、どんな腕のいい焙煎師にかかろうと、香りだけで味気のない、冷めると刺激を感じるお茶なります。

焙煎と聞くと、苦いとか焦げ臭いイメージを持つ方がいます。焦げた茶葉に価値はないのですが、売れ残りの茶葉に火を入れ直して、新茶として店先に並んでいるのが現状です。

焙煎の目的は、雑味を水分とともに追い出しながら、茶葉が本来持っている滋味成分を甘み・旨みに転化させることです。茶葉の魅力を最大限に高め、最上のクオリティを与える職人の腕の見せ所なのです。

正しい中焙煎茶は苦くも渋くもありません。醇厚という称号にふさわしい包容力のある深い味わいなのです。お茶請けは和菓子チーズケーキなど濃厚なものとよくマッチします。

寝付きを心配される方は、当商品のような台湾茶をおすすめします。イメージとは逆かもしれませんが、実はカフェインは焙煎につれて揮発して失くなっていきます。日中は軽焙煎、夜は中~重焙煎のように選んでも良いでしょう。

お茶のデータ
商品名称 阿里山高山茶・醇厚 [中火]
ありさんこうざんちゃ・チュンホウ
生産地 嘉義縣阿里山郷
茶樹の品種 軟枝烏龍
摘茶時期 2018年冬茶:10月下旬
2015年冬茶:11月上旬
茶園の海抜 1600m
発酵度 中発酵
烘焙程度 中焙火(二次火)
推奨茶器 陶土製の茶壺・急須、蓋碗、マグカップ、グラス
茶葉の分量 茶壺・急須・蓋碗 → 4分の1弱
マグカップ、グラス → スプーン0.5杯
お湯の温度 95~100℃
時間の目安
(95℃)
茶壺、急須 → 40秒
蓋碗、マグカップ、グラス → 蓋をして50秒
(2煎目 -5秒、以降 +10秒ずつ)
阿里山高山茶・醇厚 [中火]の2つの楽しみ方

95℃の熱湯 → 全ての茶器を充分温めてから、少し高い位置からお湯をゆっくり回しかけ、蓋をして蒸らします。茶杯に入っているお湯もかけてあげると、茶器の温度が下がらず、茶葉の開きがよくなります。

マグカップで淹れる → 先に熱湯でカップを1分以上温めておいてください。淹れるときは皿などで蓋をすると、茶葉がよく蒸れて香りがアップします。

ワンポイントアドバイス

焙煎って本当に骨の折れる職人仕事なんです。詳しくは木柵正欉鐵観音のページをご覧ください。