しょうじゅここうざんきんせんちゃ

樟樹湖高山金萱茶

樟樹湖茶区で魅力的な金萱に出合いました。熟成感が加わったミルク香は、まるでキンモクセイのよう。それは、卓越した製茶技術によって発酵を強めた高山金萱茶にだけ見られる独特の香りです。

冷涼な気候を受けて旨みがよく凝縮してます。舌触りは落ち着いていて、一口ごとに滋味が身体に沁みわたっていきます。金萱ファンにも高山茶ファンにもおすすめしたい逸品です。

新茶レポート

今季はやさしい発酵です。透きとおった繊細な香りが印象的です。口に含むと高山茶の滋味がきちんと感じられ、その後でスチームミルクを思わせるキメの細かい香りが追いかけてきます。

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キンモクセイの金萱茶?
高山気と余香に秀でた海抜1400mの逸品、今ここに

かつては林業で栄えた樟樹湖茶区。春になるとスモモの白く小さな花で埋め尽くされていた一帯に、少しずつ茶園が作られるようになってきました。

山谷が多く、ほとんどの茶園が起伏に富んだ土地に広がっています。天候がめまぐるしく変わる標高1400mの霧深い高山茶区。どうやって登るのかも分からない、急斜面に茶樹が植えられていることもしばしば。

金萱はよくミルク香と評されますが、それは主に軽発酵のお話。心持ち発酵を強めた高山金宣茶は、キンモクセイ(桂花)完熟果実が交わった香りが立ちます。

手摘みの金萱茶は、標高1000mを超えると金萱っぽさを強く主張しなくなります。青心烏龍の高級高山茶を思わせる大人の質感を漂わせます。幅広の茶殻を見てはじめて「金萱だったのか」と気づくかもしれません。上質な高山金萱茶を知ると、金萱=甘いという固定概念を疑うことになります。

旨みの中に感じるキンモクセイ香は樟樹湖茶区ならでは。金萱の奥深さにますます魅了されることでしょう。

お茶のデータ
商品名称 樟樹湖高山金萱茶
しょうじゅここうざんきんせんちゃ
生産地 嘉義縣梅山郷太和村樟樹湖
茶樹の品種 金萱
摘茶時期 2018年冬茶:10月下旬
2018年春茶:5月上旬
2017年冬茶:11月上旬
2016年冬茶:10月下旬
2016年春茶:5月中旬
茶園の海抜 1400m前後
発酵度 軽~中発酵
烘焙程度 軽焙火
推奨茶器 磁器または陶土製の茶壺・急須、蓋碗、マグカップ、グラス
茶葉の分量 茶壺・急須・蓋碗 → 5分の1
マグカップ、グラス → スプーン0.5杯
お湯の温度 95~100℃
時間の目安
(95℃)
茶壺、急須 → 40秒
蓋碗、マグカップ、グラス → 蓋をして50秒
(2煎目 -15秒、以降 +10秒ずつ)
樟樹湖高山金萱茶の2つの楽しみ方

茶壺・急須で淹れる → 全ての茶器を充分温めてから、少し高い位置からお湯をゆっくり回しかけ、蓋をして蒸らします。茶杯に入っているお湯もかけてあげると、茶器の温度が下がらず、茶葉の開きがよくなります。

蓋碗で淹れる → 金萱のように香りが強いお茶は、蓋碗を使うと特徴がよく引き出せます。ゆっくりときれいに開く茶葉の形状からも、品質の良さがご確認いただけます。

ワンポイントアドバイス

わずかな発酵の差によって味わいが大きく異なります。台湾茶の奥深さです。

よくある質問
金萱も熟成を楽しめますか?
金萱はたいへん熟成向きです。発酵した樟樹湖高山金萱茶はフルーツのような芳しさが、中海抜の梅山金萱茶は地に足のついたミルキーさが感じられます。

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