たいわんこうちゃ・つるおかちゃく

台湾紅茶・鶴岡茶区

台湾ではアッサム紅茶は寝かせてから飲みます。

2020年のベストロットを脱気保存しました。2022年3月、陳味と呼ばれる熟成味が芽生えましたので、いよいよお披露目します。

茶湯はクリーンなワインレッド。砂糖を入れてないのにほんのり甘く、すーっと身体に浸透します。毎日の食事はもちろん、コク深いアッサム種はミルクティーにも最適。どんなシチュエーションでも楽しめるのが台湾紅茶です。

店主のコメント

味わいが深まってきました。アッサム種の蜜糖を思わせるコクが身体に浸透します。台湾人が大好きな「陳味」と呼ばれる熟成味をお楽しみください。夏はアイスティーもおすすめ。(2022-6-24更新)

中国茶の本場から
紅茶の本当のおいしさ、愉しみ方を伝えたい

台湾紅茶は、日本統治時代にインド・アッサム地方から阿薩姆(アッサム)種の苗木を導入して栽培が始まりました。

1年に渡るリサーチの末、店主が選び抜いたのは台湾東部、アミ族が暮らす花蓮縣瑞穂郷鶴岡村の紅茶でした。

緑茶(碧螺春・龍井)やジャスミン茶と同じく、近年は安価な輸入紅茶に市場を奪われ、高品質な鶴岡紅茶の製茶量は減り続けています。今では紅茶の転作として栽培が始まった鶴岡文旦の方が知名度では勝ってしまいました。

台湾茶にはよく知られた法則があります。よい茶葉は寝かせるほどに味がよくなり、わるい茶葉はますます劣化してきます。正しいロットを選べたかどうかは時間が教えてくれます。

正しい熟成によって、黒糖を彷彿とさせるほど甘く円熟した厚みが感じられます。茶湯は良質なプーアル茶のような輝くワインレッドです。安定度が高いので2煎目以降も楽しめます

新茶にはない円熟味をお愉しみください。

お茶のデータ
商品名称 台湾紅茶・鶴岡茶区
たいわんこうちゃ・つるおかちゃく
生産地 花蓮縣瑞穂郷鶴岡村
茶樹の品種 阿薩姆(アッサム)
摘茶時期 2020年冬
2019年冬
茶園の海抜 300m
発酵度 全発酵(100%)+後発酵
烘焙程度
推奨茶器 磁器製の茶壺・急須、蓋碗、紅茶用ポット、マグカップ、グラス
茶葉の分量 茶壺・急須・蓋碗 → 5分の1弱
紅茶用ポット → スプーン1杯
マグカップ、グラス → スプーン0.5杯
お湯の温度 95~100℃前後
時間の目安
(95℃)
茶壺、急須 → 50秒
蓋碗、紅茶用ポット、マグカップ → 蓋をして60秒
(2煎目 -10秒、以降 +20秒ずつ)
台湾紅茶・鶴岡茶区の2つの楽しみ方

100度の熱湯で淹れる → 香りを楽しむならこの方法が一番です。苦味が出る心配はありません。他産地の紅茶と同じ要領で、茶器を十分に温めてから淹れてください。

95度の湯で淹れる → 火を止めて泡が消えるくらいの水温です。濃く淹れるとより上品な甘みが引き出され、牛乳との相性が増します。

ワンポイントアドバイス

東方美人を半量合わせて作るゼリーも美味しいですよ。東方美人の桃系の甘みと台湾紅茶~鶴岡茶区の深みがマッチします。濃い目のゼリーにレモン風味のシロップがよく合います。

よくある質問
台湾紅茶の新茶はいつ入りますか?
台湾紅茶の魅力は熟成です。砂糖を入れなくても甘く、ミルクに負けないコクが芽生えるのに2年はかかります。熟成中のロットを確保していますが、発売はしばらく先になると思います。

お茶に関するQ&Aはこちら